『仕事や人生や未来について考えるときにアーティストが語ること ─あなたはなぜつくるのですか?』

タイトルが長いとき、記事名では副題をカットしているが、
今回は全文を載せたい。

創作によって生きることに憧れ続けつつ、
そこへシフトできない人生を送っている人間にとって、
あまりに魅力的であり、手に取るのも震えるような書名である。

まるで存在しないかのように積ん読の時間が流れた。

そんなふうに気にしていたわけじゃないんだよ、とばかりに
何気なく開く。

まず表紙。
この、文字の配置。そして暖色系グラデーション。
シンプルかつ、ふつふつと湧いている情熱を感じる。

なんでもないんだ、と中へ。

…単色刷りにもかかわらず。
こんなにもカラフルな本が、あるだろうか。

創る人は、たいてい、そう言う。
「これしかできないので」
自分は、あれこれやりすぎるのだと、つくづく思う。
「他のことはしたくないから」
その言葉を言えた頃に、人生の方向性を決めていたら、違ったのだろうか。
歴史にIFはない。わかっているけれども。

手元に置いて、毎日パラパラと眺めて暮せば、
自分にも、また、こんな生き方が戻ってくるだろうか。

Amazonより

■ 現代アート、絵画、彫刻、写真、映像、建築、ファッション、演劇など、幅広い分野から執筆
■「アーティストたちの人生を動かした4つの〇〇(本、映画、音楽、美術作品、人物、ものごと、etc.」
合計142本を開陳

■ 参加アーティスト(敬称略)
会田誠(美術家)、田中功起(アーティスト)、タノタイガ(アーティスト)、須田悦弘(美術家)、
山川冬樹(アーティスト)、飯田竜太(アーティスト)、冨井大裕(美術家)、大山エンリコイサム(美術家)、
中山英之(建築家)、下道基行(美術家・写真家)、新津保建秀(写真家)、クワクボリョウタ(アーティスト)、
エキソニモ(アーティスト)、梅田哲也(アーティスト)、谷口真人(美術家)、二艘木洋行(美術作家)、
梅沢和木(美術作家)、和田淳(アニメーション作家)、真利子哲也(映画監督)、井津由美子(フォトグラファー)、
中谷ミチコ(彫刻家)、野口里佳(アーティスト)、勝又公仁彦(アーティスト)、小野博(写真家・作家)、
遠藤幹子(建築家)、足立あゆみ(アーティスト)、203gow(編み師)、植本一子(写真家)、
田中和人(アーティスト)、山縣良和(ファッションデザイナー)、森永邦彦(ファッションデザイナー)、
藤井光(美術家・映画監督)、危口統之(演出家)、村上タカシ(美術家)、藤浩志(美術家)、高山明(演出家)、
杉田陽平(画家)、吉村芳生(画家)

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