『「結果を出し続ける人」の３５の小さなコツ』

予備校講師の傍ら、出版や教育コンテンツの開発、企業研修等の会社を経営してきた、
安河内哲也さんの著書。
予備校講師らしい、確実に「合格」を勝ち取るための基礎がまとめてある。

時間を有効に使う
怠け者の自分を変える
三日坊主にならない
機嫌よく仕事をする
質の高い情報が集まる
プレゼンを成功させる
部下を上手に操る

以上7テーマについてそれぞれ5つずつ、計35の小さなコツ。
いずれも小さなコツだが、実践すれば確かに成果は出るだろう。

問題は、実践できるかどうか、だ。

例えば、冒頭。
空白の時間を作らない　「情報がないと気持ち悪い」をクセにする　（pp.20-25）
とある。

もともとネットサーフィンなどで情報収集することが楽しい人であれば何も苦ではないだろうが、
パソコン苦手、ニュース興味なし、といった生き方をしてきた人にとっては、
「情報がないと気持ち悪いなんて、どうやったら思えるんだろう？」
と感じてしまうかもしれない。

だが、本文を読むと、筆者ももともとは怠け者であり、
どうして本気になるに至ったか、その体験が簡潔に書かれている。
結果、大学四年生で英検一級、TOEIC900点超え。

これを読んで「そうか…！」と思えたものから、
ひとつずつ、実践していくと良いかもしれない。

こういうものは相性の問題があるから、
［リンク先で立ち読み］をして、「なるほど…！」と思えたら、
きっとあなたを支える一冊になるだろう。