『GRIT 平凡でも一流になれる「やり抜く力」』

自分には特別な才能はないんだ、とわかったうえで、
なお、人生を輝かせたいと思う人間にとって、
このタイトルは限りなく魅力的だろう。

グリットの4つの要素とは。(pp.21-25)
度胸(Guts)
復元力(Resilience)
自発性(Initiative)
執念(Tenacity)

アリストテレスの言葉が紹介されている。(p.6)
「何をくり返してきたかで人間は決まる。
 つまり卓越とは行動ではなく、習慣である」

少し古い精神論、日本で言うところの「努力と忍耐」
のような話かもしれない。

本の内容の中心は、具体的な事例の紹介。
ウェンディーズの創業者…
ベストセラー作家になった同僚…
4日後に2200キロ離れた家族の元へ帰ろうと決めた男…
92歳から文字を学んで作家になった男…

「こんなことが可能なら自分も!」と思って、
わくわくしながら物語的に読むと良いだろう。

各章末に「グリット養成法」がまとめられている。
より具体的な方法は、『実践版GRIT やり抜く力を手に入れる』など、
他の著書を参考にしたほうがいいかもしれない。

目次
第1章 なぜ「グリット」が大切なのか
第2章 「才能」という神話
第3章 夢を捨て去れ
第4章 安全ネットなしで
第5章 ウェイトトレーニング=待つトレーニング
第6章 竹のようにしなやかに
第7章 期限は無限
第8章 グリットは善をめざす

GRIT 平凡でも一流になれる「やり抜く力」
リンダ・キャプラン・セイラー (著), ロビン・コヴァル (著), 三木 俊哉 (翻訳)
日経BP社 (2016/11/11)

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