『仕事をためこまない人になる5つの習慣』

仕事術ではなく、「心の知識」についての本。
とはいえ、表面的に読むと、いわゆる仕事術にように読めてしまいます。

そういう読み方をしてしまうから、うまくいかない。
この本は、それを説明しています。

どんなに役立つ方法論を知っても、
その「メンタルモデル」が心にインストールされていなければ、
効果は現れない。

メンタルモデルとは、原理原則。行動の図式。

完全に身につけてしまえば…自動化されます!

そこがミソ。

内容は、タイトル通り、5つの習慣を紹介しています。

目次
第1章 面白いように仕事が流れはじめる脳と心の習慣
第2章 心と時間に余裕を生む書類整理の習慣
第3章 残業がなくなる「やることリスト」の習慣
第4章 受信トレイがゼロになるメール整理の習慣
第5章 経験が”宝”に変わるメモの習慣

まずは第1章をじっくりと何度か読んで、
「メンタルモデルを理解しなければ意味がない」ということを、
きっちり理解すると良さそうです。

例として、かの有名な、
野口悠紀雄さんの「超」整理法のメンタルモデルが説明されています。

第2章は、この「超」整理法と、
アメリカのマーリン・マン氏の考案した「43フォルダーズ」を組み合わせた、
佐々木式「ハイブリッド整理術」による書類整理の習慣。

第3章は「GTD(Getting Things Done)」という
仕事術の体系について。
「あらゆる気にかかることを紙に書き出す」
「2分ですむことは、その場ですぐやってしまう」
この2つしか役に立たなかった、という人は、
まさにGTD全体のメンタルモデルを理解できなかった、ということだ、
という指摘。

具体的には、
佐々木式「1日1箱仕事術」が紹介されています。
これは別途、『残業ゼロの「1日1箱」仕事術』という本も出ているそうです。
もちろん、この第3章を読んだだけでも実践できます。

個人的には…これがツボでした。
「割り込み作業に振り回されない秘訣」
「”やること”は書き出すとなぜか急に増える」

ふむふむ…!

第5章は、
「悩みグセもメモで解消できる」という画期的な内容が…!

リンク先で試し読みができます。
目次がすべて読めますので、ある程度の内容がわかります。↓

仕事をためこまない人になる5つの習慣
佐々木 正悟 (著)
青春出版社 (2010/12/21)

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