「英語ギライを解消できる解決策を目指した1冊です」という本。(p.4)
じつは日常会話は、簡単な言い回しで成り立っている。
しかも、ほぼ定型文である。
という説明は、他の本でも見かけた。
しかし…この本の画期的なこと…!
なんと、1語から始まっている。
それも、
Chapter1-1、01は「Yes」だ。
02は「No」だ。
どんなに英語がニガテな人でも、「Yes」と「No」を知らない人はいないだろう。
この本に載っているパスワードで、音声ダウンロードができる。
(※予告なく配布終了になる場合があるそうです。)
音声の内容は、こんなかんじだ。
「№1 “Yes”」
「Are you happy?」
「Yes!」
「№2 “No”」
…
№1~4、№5~8、というように、4フレーズずつの音声になっている。
1ページに2フレーズずつ、見開きで4フレーズが載っているので、
これがまとまって1データになっている。
読み上げ速度は比較的ゆっくり。
知らない単語も出てくるかもしれないが、本に訳や解説が載っている。
これを聞き流すだけで、日常会話を聞いているような効果が得られるだろう。
目次は以下のとおり。
Chapter1 頻出順にマスターするシンプルフレーズ
(1語40フレーズ、2語~4語各60フレーズ)
Chapter2 一発で覚えるシンプル”頭出し”フレーズ
(1語20フレーズ、2語50フレーズ、3語60フレーズ、4語30フレーズ)
頭出しフレーズのほうは、1つの頭出しに対していくつかの例文がある。
いずれも、見開きで1データになっているので、
本を見ながら1データを繰り返し聞く、という勉強が可能。
おすすめの活用法は、聞きながら自分でも言ってみることである。
音声データは、適度な間隔がある。
ちょっとかぶせぎみに言えば間に合う。
言ってみることで、日常会話を交わしているような効果が得られるだろう。
本を見ながら読み上げれば、視覚も活用するので更に効果的だろう。
実際に言われたときに、スッと返事が出てくるようになれそうな気持ちになってくる本。
これだけでも、英語ニガテ意識が薄れたことになる。効果あり!
『世界一覚えやすい 英会話シンプルフレーズ380』
久松 健一 (著) 、KADOKAWA (2015/10/14)