タイトルに惹かれて手に取ると…「はじめに」で、驚かされるかもしれない本。
ネタバレを避けつつ、ご紹介。
日本人は、お金やお金儲けを「汚いもの」と思っている、ということは、多くの本に書かれている。
この本では珍しく、具体的に、某大学(本には明記されてます)の商学部のアンケートで、
8割の学生が「投資=ダーティー」「お金儲け=悪」と思っている、という結果を載せている。
…商学部の学生の8割が…!
ところが、言葉とは裏腹に、日本人は他国と比較して…お金が大好きな民族…!!
こちらも、あるデータを紹介している。これも…納得…!!
そして、寄付の額も国際比較…。
47ページまでの第1章「日本人は、お金が大好きで、ハゲタカで、不真面目」を読むだけで、
けっこう、かなーり、グサグサ、勉強になる。
打ちのめされつつ、第2章。日本をダメにする「清貧の思想」
「お金大好き、貯金大好き、貧しくとも真面目に働いて…何が悪い!!」
はい。こんなふうに悪いのです。…という第2章。
そして、第3章、第4章。
綺麗ごととしてではなく、具体的に、説明が続く。
価値観に更に揺さぶりをかけられる。アップダウン。
一体どうしたらいいんだ…どう考えていったらいいんだ…
そんな読者にそっと語りかける、第5章。
「あなたはもう、一端を担ってるんですよ」という著者の言葉が、
幾重にも重なっていく。
そうして…第5章の終盤。
誰が日本経済を「失わせた」のか?
明るい未来が信じがたくなってしまう「ネガティブな情報」が…大きな嘘だったら?
…なかなか。衝撃的です。
それも、「あーなるほど」と思える説明ですから、ホントびっくりです。
「特に、これからの日本を担う10代、20代に読んでもらいたい。」とのこと。
確かに。これくらいの本が読める10代、20代がほしい。
なおかつ、おそらく大人が読んでも勉強になる本。
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『投資家が「お金」よりも大切にしていること』
藤野 英人(著) 、講談社 (2013/2/26)