『あたえる人があたえられる』

成功哲学系、温かい気持ちにしてくれる良書。

一度読んだだけでは、「ふーん、そんなうまい話もあるのかなぁ」という印象。
これはおそらく、くりかえし読み込んで、
まるで自分の体験記のように感じられるようになる頃、効果を発揮する予感。

クレイソンヒル信託に勤めているジョーは、
決算一週間前になって大口の契約を逃し、ノルマ達成が危うくなってしまう。
そこで、謎の大物「伝説のコンサルタント」に面会を申し込むことから、
ジョーの物語は動き始める。

より多くを与える人が、より多くを受け取る。
一見、不思議に思える言葉だが、
誰だって、自分から奪う人よりも、自分に与えてくれる人に何かをしたいと思うだろう。
こう考えれば、納得いく。

この本が教えてくれるもうひとつのことは、「実行することの力」だろう。
ジョーの物語をただの物語にしてしまうか、
それとも、自分もまたジョーのような未来を掴むかどうかは、
(屁)理屈を考えるのではなく、とにかく実行することにかかっているだろう。

染み込むまで、くりかえし読みたい一冊。

 

あたえる人があたえられる
ボブ・バーグ (著), Bob Burg (著), ジョン・デイビッド・マン (著), John David Mann (著), 山内 あゆ子 (翻訳)
海と月社 (2014/1/29)

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