『旅が仕事!』

世界一周をするための資金をどうしたか?
という本は色々あるが、この本はただの資金集めにとどまらず、起業にまでつながっている。

 

最初、パラパラと後半の具体的な買い付けと販売の話を読んでいたので、
「こんなに安く仕入れて、こんなに高く売れたよ~!」
というだけの本かと思ってしまったが…そうではなかった。

第1章 稼ぎながら旅をできる時代がやってきた!

旅をしながらでもできる稼ぎ方には、どんな方法があるか、
ズラッとその数…7種類。旅をしながら稼ぐことのメリット4つ。
中でも一番のおすすめであるバイヤーの魅力が…その12まで!

ようは個人輸入なわけだが、筆者はアメリカで法人まで作ってしまっている。(p.33)
…なにやら、この本には書かれていない、商売の基礎体力が透けて見える。
読んでいると筆者のフットワークの軽さを疑似体験できる。
わくわくしてくる。

なにしろ、8年かけて204カ国をまわったというのだから。
世界一周どころか、世界三周だという。

それも、きちんと段階を踏んでいる。
「なるほど、こうやって徐々に慣れていけばいいんだな」と思わせる。

もちろん何がすでに日本で売られているか、値段はいくらか、などのリサーチは欠かせない。
インターネット環境が、世界中どこへ行っても利用できる時代ならでは。

 

好感が持てるのは、筆者が、現地調達をただのビジネスとしてではなく、
旅人として楽しんでいるところ。

「なかなかガードが固い」とか、
「思ったとおりあっさり交渉成立」とか、
現地の人々とのやりとりを楽しんでいる記述にあふれている。

その土地の文化を、まだ日本であまり知られていないものを、
みつけて、買って、売る。

 

旅に興味がなくても、
商売の基本とノウハウは同じ。

商売とは、人と人とのつながりなのだということが、温かく伝わってくる本。

 

 

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『旅が仕事! (「月3万円」稼ぎながら旅するためのノウハウ)』
MASAKI 世界一周 (著) 、イカロス出版 (2017/2/4)

 

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